クリストファー・コーツSCORE7.9

香り

ラズベリージャム、ホイップクリーム、アーモンドフレークが入ったスポンジフィンガーケーキ。ミルクチョコレート、砂糖で煮たプラムのブランデー漬け。

味

口当たりはミディアムボディで、ややドライな印象がある。紅茶、リコリススティック、クローブ、キノットオレンジ、セージ。鼻孔の奥の方で、家具の艶出し剤のようなアロマを感じる。香りでも感じた紅茶のタンニンが、全体をややドライな印象にする。

フィニッシュ

余韻の長さはミディアムからロング。クローブのスパイスとベルガモットのような後味。スモーク香のような暗示もあるが、これは幻想かもしれない。

コメント

アマーロ（リキュール）のように、甘味と苦味が溶け合った味わい。そこそこ長い熟成年数のニュアンスを感じるが、香りで感じた甘い要素が味覚で再現されない。全体的にはかなりドライな印象で、このバランス不足が減点の原因になった。